この年齢・女性では あんまりいないらしい、
冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)=異型狭心症が判明するまでの道のり。
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冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう) =異型狭心症の症状 私が感じた【 歯と胸の痛み 】の他に 左肩、お腹、左腕、喉が痛む方もいるそうです。放散痛だということです。 |
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3月6日(木) あられ → 雨 入院初日 |
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08:00 | 茅ヶ崎の自宅をカズボンの車で出発。渋滞にハラハラしたものの9時15分に病院に到着し、まだ15分あるので 近くのセブンイレブンに寄って鮭おにぎり1個と雑誌を2冊購入、レジのお姉さんが3000円支払ったのに30000円と 打ってしまって混乱したらしく計算機を出してきてお釣りを計算しなおしてタイムロス。車の中で急いでパクつく。 |
09:30 | 入院手続き(1F)(3万円の保証金を支払い、誓約書提出) 採血(2F) → 心電図(2F) → レントゲン(3F) |
11:30 | 事務のお姉さんの案内で病室へ。4階、部屋番号413。 なんとも不吉な数字(^^;; 病室には明日退院するという2人の他に、長い入院生活でふてくされてしまった60代と70代の女性が2人。私のベッドは 6つ置かれたベッドの真ん中。左隣は退院まで誰もいなかった。 カーテンをひいてパジャマに着替えている間に『若い人は何を考えているか分からなくて嫌い!』と先制パンチを受けて しまったのでそれ以降ビビって小さくなって過ごすことに。 |
12:00 | 病室に着いてまだ30分なのに、すでにパジャマで病院食を食べるということにまだ抵抗があって病人の自覚がない私。 ご飯220g・中華スープ・かじきまいたけソテー・じゃが芋の甘辛煮・卵ふりかけ ご飯220gなんてそんな多いの食べたことない!半分残す。かじきまいたけソテーは予想外に美味しかった。 じゃが芋の甘辛煮は茹で加減が硬めでガリッとした。当然だけど味は薄め、私にとっては無いに等しい。 食事は2種類あって選べるのが嬉しかった。いや・・・そんなに美味しくなかったんだけど(^^;;あと、お茶がまずい。 ヒマなので1階の売店にパジャマのまま行ったら、外来の患者さんたちにジロジロ見られて『なんでパジャマの人がいるんだ?』 『入院患者でしょう。』という会話が聞こえた。脳神経・糖尿病・心臓血管・・・どこの患者だと思ったかな? |
13:00 | 最初にこの病院に来るキッカケを下さった血管外科部長K先生が、 わざわざお声をかけに来てくださった。 『 明日の検査、頑張ってください。 』 そんな一言がとっても嬉しい。 だって去年の9月に初めてこの病院へ来てすぐに 循環器内科の■先生を紹介していただいたので、 K先生にはそれ以来半年振りくらいにお会いしたからだ。うるうる。 |
14:00 | 左腕に点滴のための針を入れる注射される。ギャー!!!!!!!!痛いィ〜!! というのも何故なら失敗したから。 看護師さん 『 今の痛かったですかー!? ごめんなさい、・・・・・抜かせてもらいました。 』 わたし 『 (なにっ・・・!こんなに痛かったのに抜いたの? もう1回なのっ!? )・・・心の声 』 再チャレンジもめっちゃくちゃ痛かった。悶絶しているところを、様子を見に来たカズボンが目撃していて 後で『 あんなに痛そうなゆきの顔初めて見たよ・・・』と言った。左腕のその場所から血が2筋流れていた。 |
14:15 | 右腕2カ所にアレルギー検査の注射。明日の検査の時に使う薬にアレルギーを起こさないかどうかの検査だ。 皮下注射なので普通の採血よりむっちゃくちゃ痛い。ぬぐぅおおお!と身をよじる。 拒否反応は出なかったので無事明日の検査に挑める。それから検温と血圧測定。私は血圧が低いので看護師さんに 『いくつですか?』と聞くが『低いですね。』と答えられる。だから、いくつなのよ?! 何か質問は?と聞かれたのでひどい花粉症なのだが検査後、3時間絶対安静の間に くしゃみをしたり鼻をかんだりしても大丈夫か聞いたら手くらい動かしても平気ですよと言われる。 先生といっていることが違うねぇ。しかし、3度目の入院ですべて違う病院だった んだけど、ここの看護師さんは誰も彼も廊下を思いっきり走っている。 しかもペンやらトレーやら書類やら落とす。 点滴や歩行補助器具を付けたお爺ちゃんお婆ちゃんに衝突したりしないのかと心配になる。 (でも優しいです。ホントに) |
14:30 | 【検査のご案内】にあった 《足の付け根付近の毛を剃らせて頂くことがあります》 ・・・というのは!? 足の付け根に毛が生えているのは男性かよっぽど剛毛な女性だろうから私は大丈夫ぅ〜♪とタカをくくっていたところが・・・ 足の付け根の毛って、足の毛じゃないの?!! 看護師さんは無慈悲に私に下着を下ろすように言い、シェービングクリームをたっぷりつけて時間をかけて・・・ それでも、右足の付け根からカテーテルを入れる検査なんだから、右の方をちょこっと剃るだけかな・・・とたいして救いにもならない 望みをかけたが 『 もうちょっと足を開いてくださーい♪ 』と明るく言われてつるッつる状態に・・・。 ところが・・・、ビミョーに剃り残されていてカトちゃんのヒゲみたいで余計に恥ずかしく、どーにも落ち着かなかったので カズボンに事情を話して病院向かいのダイエーまでひとっ走り『 安全カミソリ 』を買ってきてもらうという更に恥ずかしい事態に。 そして・・・シャワールームで・・・どうにか自分で処理・・・。(>_<) 恥ッ! |
15:00 | 看護師さんが、検査のときに何やらセンサーを付けるらしい位置に青いサインペンで×をいくつか書いて行った。 ■先生がいらして、明日のカテーテル検査について何か不安なことが無いか尋ねて下さる。誰も知らない病棟の中で、 やっぱり■先生の声と笑顔には安心できる・・・。そして、ここへ来るまでは発作で目覚めるのではないかと連日怖がって いたけれど、病院へ来てしまえば先生方も揃っているし機器も充実しているし、何も不安に思うことはなくなっていたので 何も質問することもなくてヘラヘラと愛想笑い。っちゅーかね、恥ずかしいのよね、実はかなりヘコんでるのよね、 つるっつるだもんね。 検査後3時間は足はもちろん、手も首も絶対に動かしてはならない、看護師で手くらい動かしても平気だなどと言う者が いるけれど絶対にだめです、と釘を刺された。 |
16:30 | 朝も早かったし、明日は検査で一日手をわずらわせてしまうのでカズボンに帰ってもらう。することもないので18時までウトウト。 |
18:00 | あっいう間に夕食。ご飯・オニオンスープ・鶏肉のトマト煮・かぼちゃサラダ・フルーツ。 ご飯は必ず220gらしい。売店で買った【ごはんですよ】のおかげで半分食べられた。おかずは今回は美味しかった。 |
18:30 | ご飯も食べ終わってしまい、同室の人と会話することもなく デイルームと呼ばれる12畳くらいのスペースに移動して、 置いてある雑誌を片っ端から読み漁る。大きな窓の外には大山が見えるはずなのだが大雨で真っ暗、あまりいい気持ちはしない。 テレビカードを買って備え付けてあるテレビに挿入してみるがそれほど見たいテレビがあるわけでもなく、またデイルームに戻って 今度は持ってきたMDでPRINCEのファンクラブで配布された特別な4枚組のディスクを聞く。体が自然とゆれ、自分がどこにいるか なんて忘れる。ブッとんでしまう。 |
19:30 | デイルームでぶっとんでいたらM先生が看護師さんと現れて、明日の検査の為に脈を取るとのこと。 ベッドに横になった時に頭をガツーンとぶつけて恥ずかしかった。 脈は足の甲を押さえて取るのだけれど、雪山用の1足2000円以上するものすごく分厚い靴下を履いていた。 先生は『そのままで結構ですよ。』とおっしゃったけれど、靴下に指を当ててみてからクスリと笑って 『だめですね、やはり靴下を脱いでいただけますか?』とおっしゃった。恐るべし、雪山靴下。 |
20:00 | 同室の他の患者さん4人はそれぞれカーテンをひいてこもり、テレビを見ているようで明かりがチラチラもれている。 歯ブラシと歯磨き粉を持って部屋を出て、50mの廊下の一番向こうまで歩いて行って窓の外を眺めながら時間をかけて歯を磨く。 足を上げ腰をひねり筋を伸ばしたりしながら、いつものように20分歯を磨いていた。その間に後ろをM先生が通っていくのが見えた。 変なやつだと思っただろうな。70〜80代の患者さんが最も多い病棟にあってこんなに元気な患者は他にいないし。 |
20:30 | 消灯は22時だけれど、みんなもう いびきをかいているので、耳栓をして私も眠ることにした。看護師さんが何度も懐中電灯を照らして 入ってきてまぶしくて気になった。廊下側、斜め向かいの明日退院するお婆さんが朝まで咳き込んでいて苦しそうで気の毒だった。 検査に対する不安はなく、家にいる時よりはよく眠れたほうだと思う。きっと、ここでは何が起きても安心と思っているからだろう。 |
入院2日目へ・・・。
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