この年齢・女性では あんまりいないらしい、

冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)=異型狭心症が判明するまでの道のり。


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冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)
=異型狭心症の症状
私が感じた【 歯と胸の痛み 】の他に 
左肩、お腹、左腕、喉が痛む方もいるそうです。放散痛だということです。

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3月10日(月)   晴れ  入院5日目

6:00   起床。 
  
  ヒマ。
  
  することがないのでとりあえずベッドを出て廊下を歩いたりデイルームで体操したり。










6:30 検温。血圧測定。前日のお小水・お通じの回数を聞かれる。

8:00 デイルームにいたら、■先生が出勤してこられて通りがかった。立ち止まって笑顔で『いかがですか?』と聞いてくださって、緊張してえへへ笑い。
『はっ、大丈夫ですっ、元気ですっ!』と言ってしまう。聞きたいことがあったのに。
朝ごはん。ご飯220g・味噌汁・小さなアジの開き・きのこと青の炒め・昆布佃煮・牛乳
ご飯と牛乳って合わないね。身がほとんどないかわいそうなアジの開き。
朝の海老名の町を見下ろしながらゆうううっくり時間をかけて歯を磨く。


8:30

することがない。今日から仕事だったんだけど仕方がない。

■先生が来てくださったので昨晩書いた質問の紙を渡した。
胸ポケットから出して『先生に質問があるのですが・・・』と渡したら
『うん?何かな?』と受け取って読んで、(妊娠がどうしたなんて内容、部屋で話せないし)
『分かりました。退院までにお調べしてお答えしますね。』
とおっしゃってくださった。看護師さんと違って対応がハッキリしていて嬉しい、安心。

それからのんびりと絵を描くことにした。母が持ってきてくれたあざらしの枕。
あざらしと言ったらたまちゃんでしょう、と名前をつけていたが
どうやら本名はMother Gardenの しろたんらしい。名前があったのね。
クリックすると大きくなります。




10:00 歯医者さんに電話して、はずれてしまった歯を入れてもらう日を予約したい旨伝えると、自分でそれをはめておいてくれと
言われた。素人が適当なことしていいんですか?と聞いたら、はめておかないと両隣の歯が動いて幅が変わってしまうからと
言われてビクビクしながら入れてみた。最初はすでに狭くなりかけていたのかきつくて痛かったけれどしばらくして慣れた。


11:30 ベッドでぼけーっとしていると、看護師さんに『先生に何か質問したみたいだけど、答えてもらいました?』と言われた。
『いえ、まだですけど、退院までには答えてくださるそうです。』と答えた。 ふーん。と言って出て行ってしまった。何??
■先生が私が何か頼んだことをしてくださるという場合、看護師さんが冷たい。

11:00 空いていた廊下側のベッドに80歳の新しい患者さんが来られた。だんな様がご病気なのでひとりで全ての手続きをすませて
カテーテル検査も終わったら結果を一人で聞いて帰るという。カテーテル検査は何度か経験されているそうで労作性の
狭心症とのことだった。お近づきのしるしに。。。とティッシュを1箱くださった。さすが気配りが出来ている。私は逃げてばかりだ、反省・・・。


12:00
お昼ごはん。ビーフカレー、じゃこサラダ、レーズンヨーグルト、漬物
お年寄り向けで甘いのかな?と思ったらとっても美味しいカレーだった。久々に味のあるものを食べた。
じゃこサラダには髪の毛が入っていた・・・ぐ。  レーズンヨーグルトは水っぽかったけど頑張って食べた。
実は前日、母にメールをして月曜日は来てくれなくていい旨伝えておいたのだが、さすが坂戸!いつも圏外!そのメールが届いていなかったそうで
母は仕事を別の日に代えてまた海老名までわざわざ来てくれた。うなぎのおにぎりと、おいなりさんを買ってきてくれたけれど運が悪く私はお昼ご飯を
あらかた食べてしまった後だった上に カレーも、おにぎりも、おいなりさんもみんなお米なので一口だけしか食べてあげられなかった。ごめんなさい。
外の景色を見ながらゆうううっくり時間をかけて歯を磨く。


16:00 母が、私が描いた絵を欲しいと言ってくれたのにHPに載せてから・・・だから、まだ駄目だと言ってしまった。ごめんなさい。
母を見送って、シャワーを浴びた。髪を乾かしてヘアアイロンでストレートにする。
母にすごく悪いことを言ってしまった・・・と悲しくなってすぐ母にメールを出して、今夜、母にあげる絵を描くと約束した。


16:30 ものすごい若い看護師さんににこやかに『何か分からないことはないですか?』と聞かれて、思い切って気になっていたことを聞いた。
『あの・・・発作が起きた時にもしニトロが効かなかったら救急車でこちらへ来るように■先生に言われているのですが、救急車ってどうやって
呼んだらいいんでしょう。どの位の時間でこちらまで来られるのか不安なんですが・・・。』と言ってみた。 
看護師さんに『救急車は、おうちのそばのどこから出ますか?』と逆に聞かれたので『どこから?? 多分、消防署だと思うんですけど、
どうなんでしょう。』と言うと『消防署かもしれないし、救急車だけがある小さな・・・ねぇ、そういうところかもしれないし。おうちのそばでは
どうですか?』と言われたので知らないと答えたら『茅ヶ崎は長くないんですか?引っ越してきたばかり?』と言う。
『いえ・・・そんなことはないんですが、救急車がどこから出るのかなんて考えたこともなかったので・・・では、これから探します。』と答える
しかなかった・・・・。
看護師さんは『枕元に、救急車を呼んだ時に伝える事柄を書いて置いておくといい、けど、あんまり気にしないほうがいいですよ♪』と笑って
去って行った。 き、気になるよ・・・救急車がどこから来るか調べなくちゃいけないんでしょー。。。長い会話をしたので手が汗でびしょびしょ。
緊張した。。。

今日入院してきた80歳の患者さんが同室の2人に話しかけ始めた。一番長く入院しているのが厚木のYさんで、去年突然自宅で倒れて運ばれて
きたのだという、心不全だか心筋梗塞だかで意識が戻るまで2週間近くかかったのだそう。もう1人の綾瀬のKさんも同じ病気だった。
それぞれ60代と70代。
80歳の海老名の患者さんは、普段は毎日友達とウォーキングしたり、山に登ったり、花を育てたりするのが好きで明るく前向きな考え方の人。
私も話しかけられたので、落ち込んでしまいがちなことや物事を明るく考えられないことを話すと、それじゃぁだめよ〜!と笑われた。
明るく前向きに・・・あなたみたいになりたいです・・・。 入院して以来、おはようございますの挨拶しかしていなかったYさんが話しかけてきて
くれたのでいろいろ答えた。子供は?・・・いないんです。仕事は?・・・東京のテレビ局でニュースの仕事をしています。アナウンサー?・・・
いえ、映像を編集する仕事なんです。通勤時間は?・・・片道1時間45分。1日24時間の内4時間も通勤?・・・もったいないですよね。
病気じゃなかったんでしょ?・・・カテーテル検査で異型狭心症であることが分かりました。それで退院が延びたんです。
若い人でもあるのねぇ?・・・そうですね。。。
仕方がない。仕方がないよねぇ。
そんなことを誰かれなく口にする。 しょうがないよねぇ、自分の体のことだもの。病気とうまく付き合っていくしかないんだ。しょうがないよね。


18:00


夕飯。鮭といくらの親子丼、かき玉汁、アサリの味噌仕立て、バナナ
母がもって来てくれた明太子を残り全部乗せてプリン体多量な鮭いくら明太子丼を食す。ゆうううっくり時間をかけて歯を磨く。
19:00 退院したらしたいことと、 母にプレゼントする絵を描いた。クリックすると大きくなります。

      

青空の下、お花が咲き乱れる野原でお昼寝したり、
湖でボートに乗ったり。                          綾音ちゃんは、いつもそばに寄るだけで逃げられる熊五郎に
                                         乗っておおはしゃぎ♪  母は風子に2足歩行を特訓中?


20:30 ■先生がいらして、昨日質問した2点について答えてくださるということで先生について別室へ行った。早歩きなので小走りで付いて行った。
部屋に通されて黒いソファに座ると■先生は一度出て行かれて、年配の看護師さんをひとり連れて戻られた。そうか、看護師さんはお目付け役か。
みんなの■先生を取って食ったりしないから安心してください♪
これから私がおそらく一生のみ続けなければならない薬、アダラートLとシグマートの二種類の薬を、製薬会社に問い合わせて『妊婦には投与出来ない』
という回答を得たと教えてくださった。でも、
妊娠が出来ないということではなくて、妊娠中は薬を中断して発作がもし起きた場合はニトロで乗り切る
いうことも出来るとのことだった。ただ、今はアダラートとシグマートの効果が見たいので半年くらいは時間をみてください、とおっしゃった。私の年で
半年というのは大きいけれど仕方のないこと。
もう一点、カズボンが不在の時に発作が出るのが怖くて眠れないという点については安定剤を出します、それ以上は会社で勤務先を代えてもらう必要が
あるなら診断書を書きますとおっしゃってくださった。なるほど・・・でもそれは無理だね。安定剤に頼ろう。お酒の呑みすぎで今までに発作が出たという
自覚があるかと聞かれて、即答でありますと答えてしまった。緊張していて、こういう大事な時は私は自分を茶化すというか馬鹿みたいな態度をとってしまう。
先生がいつものように穏やかに落ち着いた話し方をされているのに、『へー!』 『ほっほー。』などとマヌケな受け答えをして自己嫌悪に。はぁ・・・・。
そもそも9月に初めてH病院に来てK村先生が■先生を紹介して下さった時、診察室に入って初対面の一番最初の『お胸の音を聞かせて
いただけますか?』という質問に私は『はいはーい!』と勢いよくセーターをまくりあげようとして■先生に『お着物はそのままでよろしいですよ。』と
言われてしまったという過去がある、バリバリ見せる気いっぱいみたいな・・・最初から私はアホな患者なのだ。
一通り、■先生の説明が終わって集めた資料を全部くださり、何か他に聞きたいことはないかと促され、緊張がピークに達してしまって背中も手も汗を
びっしょりかいていると、突然『ぶっちゃけ!なんでも言っちゃってください♪』と、■先生らしからぬ物言いでニッコリ笑われた。私はビックリして、
でも緊張が一瞬にしてとけて(先生も『GOOD LUCK』見てるんだ〜と思って)『看護師さんに、救急車をどうやって呼んだらいいか聞いてみたら、
救急車はどこから来るかと言われて知らなかったので答えられなかったのですが・・・どこから来るんでしょう・・・。』と聞いてみた。
■先生は
『電話をかければセンターにつながります。そこで一番近い救急車を出してくれるはずですから、どこから来るかは気にしなくてもいいですよ。
救急車に海老名の東日本循環器と言ってくださればここへ来られますから。もし、緊急を要する場合は救急車の判断で別の病院へ搬送されることも
ありますが。』
と教えてくださった。年配の看護師さんもにっこり笑って肯いて下さった。そうか・・・どこから来るかなんて気にしなくていいよね、
呼べばすぐ来てくれるんだよね、あーよかった。
それから他に何かないかと聞かれたけれど、またすぐに緊張してしまって『いえっ!だいじょうぶですっ!』と答えて逃げ出すみたいに立ち上がってしまった。
先生は年配の看護師さんに『ありがとうございました。』と頭を下げられ、私が部屋を出る時にドアを押さえて待っていて、『そんなに気にしなくて大丈夫
だと思いますよ。お出ししたお薬でやってけると思いますから。』とニッコリ笑ってくださった。笑顔にほっとしてお礼を言って部屋に戻った。


21:00 明日は退院。ここを出るのは不安・・・だけど、ここを出て自分の生活を取り戻さなくちゃ。おやすみなさい。










入院6日目へ。



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