◎ ・・・・・・・ 卵巣のう腫  チョコレートのう腫摘出日記。 2回目の入院 ・・・・・・・ ◎

(チョコレートのう腫とは、卵巣に袋が出来て血がたまっていくもの。
古くなった血がチョコレートみたいに見えるそうです。
月経のたびに袋が育つとまわりの臓器と癒着して痛みが激しくなり、
進行すると妊娠しにくくなってしまいます。)




1999年 9月
1回目の入院。今回と同じ病院でI先生。左側卵巣のチョコレートのう腫(4×6cm)摘出。5日間入院。
チョコレートのう腫は再発するよって教えていただいた。
2004年 1月05日
年末に激痛と吐き気が何度かしたので夕診に駆け込んで初めての★先生に診ていただく。
左側卵巣のチョコレートのう腫4.5×7.2cmまで大きくなっているので手術を勧められる。
2004年 1月09日
I先生の診察日に相談しに伺い、2月3日手術、私の希望で2泊3日の入院予定。 
その時にI先生の横に謎の人物●氏が・・・どなた?
2004年 1月21日
海老名の心臓の先生に、万が一、手術中に異型狭心症の発作が出たら・・・ということを考えて
『必要ならニトロールの点滴を』とI先生宛てに紹介状を書いていただく。
2004年 1月27日
I先生に詳細をご相談。全身麻酔で左右の卵巣をみて病巣部のみを切除、と決定。
麻酔科の先生が『術中も術後もニトロールを点滴します。がんばります!』と力強いお言葉を。





× × × × × × × × × × × × 前日21時より絶食 × × × × × × × × × × × ×


2004年 2月03日
8:30

ピアスと
バングルと
指輪を
はずす。

マニキュアと
ペディキュアを
落とす。
8:50

たまちゃんと着替え、
小説と化粧品をカバンにつめて
カズボンと歩いて
徒歩数分の病院へ出発。

埼玉を朝6:30に出てくれた
母と病院で合流。
やはり、女性にHELPをお願いしたい、
こういうときは・・・。
9:03  ナースステーションで担当の看護士さんに名前を呼ばれるが気付かず。 だって■ーリンさんって呼ぶんだもん。 
確かに珍しい苗字だけれど、小林君をショーリンってあだ名にするみたいな呼び方をせずとも素直に読めばいいものをね。 
すぐに
■バヤシですって訂正したけれど、その看護士さんはその後も■ーリンさんと言い、三度目には母に
『そんな中国人みたいな呼び方しないでください!』と怒鳴られていた。 (でも、その後も同じ間違いをした)
ちなみに母は中国の方に偏見があるわけではありません、両親が北京育ちで母は小さい頃日本語と中国語の
単語の区別がつかなかったくらい。しーれんべとか、たんちづるとか・・・さて、なんのことだか。
3階西病棟。
日当たりがいい
窓際の病室。
隣りは授乳室。

4部屋で32床に
5人の妊産婦さんと
3人の婦人科
患者さん。ガラガラ。
個室はいくつあるか
見ませんでした。
着いてすぐ
手術着に着替え。

薬剤師さんに
常用薬と
食べられない
物について
質問される。

グレープフルーツは
大好物だけど
心臓のお薬の
効果が強まりすぎるからだめなのですよ。


  
手術着は寒いよぅ。
    
あれ? 4日になってるけど、今日
2月3日の入院・手術の間違いだよ。

主治医・・・の先生ってI先生じゃないの!? この先生ってどなた!!??
( ↑ 5日に初めてI先生の診察室でお見かけした●氏が執刀医だということをこのとき初めて知る。)
主治医の欄に4人の先生の名前がある・・・医師がついているのか!?

お布団は汚れているし、手術着はばっくりウエストが10cm破けている。
斜め前の患者さんの手術着にはガムがついてた・・・。おろろ。



 9:30  『 処置室 』

ばりばりばりばりばりばり・・・(泣)

海老名の病院では
看護士さんが病室に来て
シェービングクリームを
使って下さったっけ。

■ーリン看護士さんが
内診台を上げて
バリカンばりばり・・・(痛)
『内科、外科、眼科、皮膚科、
循環器、産婦人科、
他にもいろいろかかってるのねー。
名前も3つくらい変わってなかったっけ、
リコンしたのー? 
イガタキョーシンショーってなにー?』


(鋳物工場じゃないんですから・・・)
『はぁ・・・2度リコンしました。イケイ狭心症です。』
『あらー、いろいろとイタイ思いしてるのねー★』
   
るぅ・・・るぅ る・る・るぅー・・・。 (涙)

この後シャワーを浴びるように言われて髪とからだを洗いました。
濡れた髪のまま手術着だけで点滴を待っていたら
咳が出て止まらなくなってしまった。
抗生物質のアレルギーテスト注射を受け、検温と脈、血圧測定。 
血圧は 98/50

手術時間は
長くても1時間、でもそんなにはかからないといわれる。

 

母が持ってきてくれたお見舞い・・・(ぷぷ)
  
10:30 生理食塩水の点滴開始。
1本めの点滴が全部落ちて血が出てきてしまった。
■ーリン看護士さんを呼ぶと『ぎゃー!落ちてるぅ!』 
2本目につけかえて、入れるスピードを早めていった。
母は怒っていたけど私は
■ーリン看護士さん、・・・ツボ。
楽しみにしていた小説の続きを読んでいると
向かいの妊産婦さんのお部屋から赤ちゃんが泣く声がする。
ちょっと眠くなった。

12:30 ベッドで▲先生に注射をしてもらい、ストレッチャーに移るよう言われてベッドを降りる。いざ出陣!
立ち上がったらものすごく胸がむかむかして頭がくらくらしてベッドに少し座って落ち着くまで待つ。
■ーリン看護士さんが点滴の管を引っ張って抜いてしまい、たまっていた血が床にぱたぱたぱたっと落ちた。
メガネをして行っていいというので、そのままかけていた。

ストレッチャーに移動して横になると間もなく麻酔科の先生がみえて、点滴ラインから麻酔の準備で薬を投与。
胸に吐き気がこみ上げてきたけど吐くものがない、という感じ。 うぷ。
目を開けるともっと気分が悪くなるといわれ、ずっと閉じていた。何かお話されていたようだけど、
もう意識がはっきりしなかった。 指の先も動かせなかった。 血圧は112/60

5分後にストレッチャーが病室を出て、エレベーターに入る時と出る時に『ガタンってしますよ』と言われて
ちょっと意識が戻り、浅い眠りの中にいるような感じがした。

13:00手術室に入ると蓮の果托みたいな手術台の照明が見えた。
手術室に流れていたのはa-ha【Take on me】 ・・・なんとクリスマスに自分用にと普段は聴かない
a-haのビデオクリップ集とライブのDVD2枚を衝動買いしたところだったのでちょっとおどろいた。
リラックスさせるために患者さんのスキなジャンルの音楽をかける病院もあるけど、そういう質問はされていないし。
【Take on me】で先生に
タタタタッ タッ タッタッタ タタタタ♪ってゴキゲンで手術されても(^^;
次の曲はフィル・コリンズ【見つめてほしい】だった。
あと、覚えているのは
『なんでメガネかけてきてんだ?』と、
■ーリン看護士さんの『はずしますねー』という声、
『手術台に移ってもらいますから体を傾けて・・・。』 『だめだね。』 『麻酔が効きやすいね。』
それから
酸素マスクをあててもらったのをイヤイヤして取ろうとしているところまでで、あとは・・・なぁーんにも覚えていない。
気付いたのは病室のベッドの上だった。

前回の手術では『終わりましたよー。』の声で一瞬目覚めてまた眠ってしまったんだけど・・・












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