この年齢・女性では　あんまりいないらしい、

冠攣縮性狭心症（かんれんしゅくせいきょうしんしょう）＝異型狭心症が判明するまでの道のり。


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３月９日（日）　　　晴れ　　入院４日目
６：００	起床。　 　　 　　ヒマ。 　　眠い。 　　６：２０だって。 　　起きていることが信じられない。
６：３０	検温。血圧測定。前日のお小水・お通じの回数を聞かれる。体重を量ってくるように言われた・・・増減なかった。
８：００	朝ごはん。薄い食パン２枚・マーガリン・マーマレード・コンビーフ炒め・コールスローサラダ・パイナップル・牛乳 コンビーフ炒めは何だか分からない葉っぱと炒めてあってしょっぱい。何だろう、おつゆにも入ってたけど。 ゆうううっくり時間をかけて歯を磨く。
９：００	日曜日なので病院全体が静か。売店に行ってみてもすることもなく戻ってくる。今日はカズボンしか来ないはずだったのが お義父さんが来てくれるという連絡が入りビビる。私にはとても優しいと思うんだけどカズボンもお義兄さん夫婦も怖いコワイこわい！ というお義父さん。緊張。
１２：００	お昼ごはん。海鮮焼きうどん、清汁、インゲンの辛子あえ、タラモサラダ、ゼリー 海鮮焼きうどんはしょっぱかった。おつゆは謎の葉っぱ（きっと病院の周りのあぜ道で採った草だ・・・んなわけないか）が嫌で飲まない。 インゲンも食べない。タラモサラダは全部食べた。ゼリーは果汁が薄くて温そうで食べなかった。とにかく動いてないからお腹がすかない。 ゆうううっくり時間をかけて歯を磨く。歯が取れた部分が気になって気持ち悪い。
１３：００	シャワーを浴びる。カズボンに昨日持ってきてもらったヘアアイロンで髪をまっすぐサラサラに。お化粧できないからこれくらいは♪ でも、お化粧をしないでたっぷり保湿しているせいか肌の調子がとてもいい。
１３：３０	おととい亡くなられた方のベッド。花をいけた花瓶をのせて廊下に置かれていたベッド。今日は花瓶が片付けられている。ベッドだけ。 そのベッドの前の病室にお見舞いに来られた家族の方が・・・そのベッドに荷物やコートを山積みにして部屋に入っている。 何も、知らないということは幸せなのか不幸なのか。こんなことを考える私がいけないのかもしれない。
１４：３０	お義父さんとカズボンが来てくれた。デイルームに移動して温室のような暑さにお茶をがぶ飲みしながらお話しする。検査の話をした後は ボーリング・卓球・テニスなどお義父さんのスポーツの趣味の話、私の体が硬いことなどをお話して２人して並んでストレッチをしてみた。 お義父さんの方が断然、私より体がやわらかかった。と、いうより私が硬すぎて笑われた。 カズボンは笑って見ていたけどこの人の体の柔らかさはヨガ行者並。まーーーーーったく運動をしないくせに体がやわらかい。 床に座った状態でひょいと足首を持って頭の後ろへ持っていったりする。 それは置いておいて、、、暑いのとシャワーを浴びたばかりで汗がひいていないのと 緊張とで背中がびしょびしょに。緊張はしたもののやっぱりカズボンとお義兄さん夫婦が 言うような怖さは感じられない。おべっかじゃなくて（＾＾；；； 時間がたつのを忘れてお義父さんとおしゃべりして、１７時頃お見送りする。 体調を崩されているお義母さんに『私が言うのも何ですがお大事に。』と 言うとお義父さんは『寒いから早く部屋に戻って。』と言って笑ってくれた。 お見舞いにお金を頂いた。すみません、ありがとうございます。 体が弱い嫁で申し訳ないです・・・。
１６：００	ここの看護師さんは若い。元気で明るい。仕事の連携は全然なってないけど優しい。 隣のおばあさん２人は入院が長いらしく毎日ぐちをこぼしている。　いやんなっちゃうよ、寝てばっかりだ。先生に聞いても退院させてくれない。 トイレも歩いて行っちゃだめ。私は歩いて行っちゃうよ。言うこと聞いてやらないよ！ 治りたくないのかな・・・気持ちが焦って、つい先生のせいにしてしまうのかもしれない。看護師さんが『ごめんね、もう少し頑張って。つらいよね。 気持ちわかるよ。私たちに出来ることがあったらなんでも言って。・・・いやだ、泣かないで。ごめんね？泣かせちゃった。ごめんね？』 しばらく、なだめて部屋を出て行った。 優しいな・・・私には絶対に出来ない仕事だな・・・そう思っていたらおばあさん２人は『口ではなんとでも言えるよ。気持ちが分かるなんて 言っちゃってさ！』と言った。。。 ■先生が回診に来られた時も先生をつかまえてホルター心電図のことでいろいろ質問して、先生がその必要性を丁寧に優しく教えて 検査を頑張るよう言ってくれたのに、やっぱり先生がいなくなれば愚痴が出てしまうのだ。 治りたいから、つらい検査も頑張る。でも、長引けばその気力もなえる。先生の腕が悪いからだと思ってしまう。愚痴を言う。 分かるような気がするけど、口ではなんとでも・・・・・なんだよね。 救急車が来るたび、それが病室から見えるので２人は『また来たよ・・・』と、ため息をついていた。
１８：００	夕飯。ご飯２２０ｇ、天ぷら、天つゆ、ごぼう炒め煮、青菜の浸し 普段は絶対に天ぷらは食べない私・・・食べても衣を全部はずすのだけれど、なんとなくそのまま食べた。美味しかった♪ しかし・・・メニュー表にわざわざ『天つゆ』って書かなくても。もしかして飲んじゃう人がいるのか？ ご飯は母が持ってきてくれた明太子とお漬物と梅干で食べた。ごぼうと青菜は食べなかった。嫌いな訳じゃないんだけどお腹がすかない ご飯は少し残す。 廊下に出て、ゆうううっくり時間をかけて歯を磨く。夜景がさびしい。
１９：００	本当だったら、今日は退院して家でビールでも飲んでひっくり返っている頃だろうなぁ、と思った。 デイルームに行ってもそこにある雑誌はすべて読んじゃってつまらない。ボブ・サップの等身大ポスター。手が大きいなぁ。男性の手は 大きいほうがいい。それと、ゴツゴツしてなくてきれいなのが好き。指も長くて。 手の小さそうなPRINCEで元気補充。ファンクラブに配布された特別なＣＤで大声出して体中で喜びを表したいくらい最高なのだ♪
２１：００	カズボンはキムタクの『GOOD　ＬＵＣＫ』が好きだ。キムタクが好きなんじゃなくて、飛行機のドラマに弱い。小さい頃に見た『白い滑走路』 とかいうドラマを見てパイロットになることをかなり真面目に目指していたらしい。中学の時に虫歯が出来てあきらめたそうだ。 ドラマの最中は入りっぱなしで目がうるうる。今私は感動しています！！！というオーラがもえもえで出ている。そんなだから私は あるある大辞典が見たいのに、仕方なく付き合って『GOOD　ＬＵＣＫ』を見ている。いや、見ながら私は、入り込んでいるカズボンを見てクスクス 笑ったり、熱すぎる話の展開を突っ込んだりしてしまっているのだが。。。見ないと明日カズボンをからかえないな、と思って結局見てしまった。 男の人は、パイロットに憧れるものなのかな。
２２：００	ここへ来て初めて、消灯時間の２２時まで起きていた。眠い。普段なら午前２時に寝るけど起きるのは午前８時１０分・・・でも今は６時前。 日の出と共に起きる生活は学生の時以来で、体が慣れない・・・。

入院５日目へ。


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